フォト

大サービス¥

無料ブログはココログ

検索フレーズランキング

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

« 無題 #22 | トップページ | 無題 #08 »

2015.09.20

わからないということ

うれしい!

幾人かは魂が伝わったみたいだ。
わからないけどよかった、
なかには涙が出そうになったとまで云ってくれた方もいて
何の涙かわからないけどわからないながらうれしい。
涙は心が揺さぶられないと出てこない。燃えてくれたということだから。

こうしてワケのわからないことをしていると
ワケのわからないことをするなとよくいわれる。

けれどもアタクシは思うのだった。
ワケのわからないことのどこがいけないのか?

むしろワケのわからないことのほうが今の世には必要だし
全力でぶつかっていくべきではないか。

岡本太郎ならこう云ったはず。
「理解されてたまるか!」

 ・

「岡本太郎」生誕100周年ということで、今回は太郎を例にとって
「わからない」魅力について語ってみる。

前回のゴリオシでも紹介した
太郎は「調和」についてこんな挑発的な発言をしている。

【 調和といったって、日本の常識でいえばお互いを譲り合うということだ。少しずつ自分を殺して譲り合うことで馴れ合うだけの調和なんて卑しい! 】

わからないということ。それはアタクシにとって褒め言葉である。
問題はその先。わからないからそのままスルーするのか、
あるいは最後まで食い下がって本質を見極めようとするか。

近年、科学万能の時代到来とともにweb革命が「全能感」をさらに強めてきた印象があるが、そんな折、その出鼻をくじく勢いで「東日本大震災」が起きた。

津波の恐ろしさ、原発の怖さ
わかってたつもりが何もわかっていなかった。
わかるということがこれほど無残に打ち砕かれるとは。

太郎はつねづね原子力のおそろしさを警鐘していた。

【 科学が進歩すると同時に人間はどんどん退化している。
  キカイの奴隷になってるではないか!! 】

現代人はいう。
「意味がわからない」「で、何?」「そんなことやってどーなるの?」

太郎はいう。
【 芸術は無償、無条件なんだよ! 】

科学技術を利用して何でもできる世の中になるいっぽう
できない“驚き”を得る機会はそれだけ弱まっていく。

こうして ナンダコレワ!? が、世の中から抹殺されていくのだ。

 ・

最近録り貯めていたデータがいっぱいになってきたので
消す前にもう一度見ておこうと思い
寺山修司の映画「田園に死す」を改めて見直してみた。

ナンダコレワ!? やっぱり わからない。

現代の若者が寺山を見たらものの五分でスルーしそう。
だが、このわからなさが彼の魅力ではなかったか。
わからないことが美徳とされる時代だったのかも。
それはそれだけ文化にゆとりが残されてた証でもあるのだ。

以前のわれわれ凡人にも先鋭的な感覚はわからなかった。
だがわからないけどわかる、わかりたい。つまりイエス、受け容れる。
それが美徳、イケてる時代だったのである。

対していまの時代、
わからないことが恥辱として捉えられている。
ネットスラングに「情弱」なんて言葉も流布するほど、
「わからない」を「知らない」→「情報不足」→「アホ」と結び付けてる。

【バカをバカにするなこのバカ!】とはアタクシの妄言だが
バカをバカにするやつはバカより劣ると思うのである。

太郎はこうも言っていた。

【 人の驕りが人間をダメにする。進歩と調和を望むのであれば人間は単細胞にならなければいけない。単細胞まで遡れば人も動物もみな一緒である。おのずと進歩と調和がとれる 】

アタクシの考えでは単細胞=バカとの解釈だ。
まず間違う、調和を乱す、そこからまた互いの距離を見直し進歩した調和を創作する。

 ・

いつも駆けつけてくれる写真家の一人T氏は「正直わからない。」といってくれる。
それでもちゃんと貴重な時間を捻出して撮りに来てくれる、
その姿勢が何よりもうれしい。

アタクシのこみ上げる創作意欲、ハングリーアート精神が
彼にどこまで伝わっているかは、正直アタクシもわからない。

けれどもこれが正解なのでは。

写真はド素人なのでエラそうなこと云える立場でもないのだけど
わかった時点で撮影の魅力は半減するのではないか。
わかりきったものを撮るほどつまらぬことはないのではないか。

 ・

読者にひとつ解答を与えるとするならば、

アタクシはわからないことがしたいのだ。

社会から出たい!会社から出たい!家から出たい!芸術から出たい!マンガから出たい!音楽から出たい!言葉から出たい!人から出たい!自分から出たい!リアルから出たい! 飛び出したい!

わからないながら、わからない域まで飛び込み
わかるまでわかろうとする。

その行為が絵的に魅力にうつれば、たぶんそれが正解。
彼はわからないながら、わかろうと必死にもがくアタクシを撮った。ただ撮った。

わからないということ

前衛を撮るということはそういうことなんだなぁ。。

にほんブログ村 芸能ブログ 素人・プチ芸能人へ にほんブログ村 哲学・思想ブログ ブラックユーモアへ ブログランキング ブログランキング ノンセクション ブログランキング【くつろぐ】

« 無題 #22 | トップページ | 無題 #08 »

トドロキより」カテゴリの記事

マイブーム」カテゴリの記事

世の中にはこんな天才バカがいる」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

自画愚賛」カテゴリの記事

鑑定」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1298980/39673191

この記事へのトラックバック一覧です: わからないということ:

« 無題 #22 | トップページ | 無題 #08 »